運送会社の面接の服装|スーツ・私服・作業着は応募先の案内で決める

キャリア

運送会社の面接が決まると、スーツで行くのか、普段着や作業着でもよいのかで手が止まります。電話で「私服でいいですよ」と言われたものの、どこまでが私服なのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

運送会社の面接の服装は、応募先の案内で決めます。運送会社が採用ページに載せている案内には、スーツか正装に近い服装を求めるものも、普段着や作業着でよいとするものもあるので、先に応募先の案内を確かめ、書かれていなければ問い合わせます。

本記事では、案内の確かめ方と問い合わせで聞くこと、「指定なし」「私服で」と言われたときの決め方、ジーパンや作業着で行きたいとき、運転の実技がある日の服装と靴を順に解説します。面接での質問と答え方は、トラックドライバーの面接で聞かれることにまとめています。

この記事を読んで分かること
  • 運送会社が公表している服装の案内は、スーツか正装に近い服装から、普段着・作業着でよいものまで分かれる
  • 案内は求人票・採用ページ・面接日程の連絡で確かめ、書かれていなければ応募先に聞く
  • 「指定なし」「私服で」には、選考にふさわしい・清潔感がある・派手でないなどの条件が付く例がある
  • ジーパンや作業着で行ってよいかが案内から分からなければ、自分で決めずに応募先に確かめる
  • 運転の実技がある会社の例では、運転しやすい服装と靴、運転免許証と必要な人は眼鏡を用意する

運送会社の面接の服装は、応募先の案内で決める

運送会社が面接の服装をどう案内しているかは会社によって違うので、スーツか私服かを自分の感覚で決める前に、応募先がどう書いているかを確かめます。

運送会社が採用ページの「よくある質問」などに載せている案内を並べると、次のように分かれています。

会社(案内の対象)面接の服装の案内
佐川急便(パート・アルバイト採用)スーツか、持っている中で正装に近い服装
JPロジスティクス(全職種。ドライバー職には追記あり)指定なし。スーツでなくてよいが、選考にふさわしい服装で。ドライバー職は運転の実技試験があるので、運転しやすい服装と靴で
十和運送(中途採用)普段着でよい
丸工自動車運送(トラック運転手)普段着でよい。スーツを着てくる必要はない
ロジカ(ドライバー)スーツは必要ない。普段着・作業着でもよい。派手な服装は控える
敬愛ライン(トラック運転手)スーツでなくてよい。清潔感のある服装なら私服でもよい

各社の採用ページの記載をもとに作成(2026年10月7日に確認)

表に並べたのは公表されている案内の例で、運送会社全体の傾向を表すものではありません。採用の区分や職種によって案内を分けている会社もあります。ほかの会社の例や自分の感覚ではなく、応募先が書いている案内が、服装を選ぶときの手がかりになります。

服装の案内は、求人票・採用ページ・面接日程の連絡で確かめる

確かめる場所は、次の3つです。

  • 求人票(求人サイトの募集要項や、ハローワークの求人票の選考に関する欄)
  • 応募先の採用ページ(「よくある質問」や「選考の流れ」)
  • 面接の日時を知らせるメール・SMS・電話

求人票に服装のことが書かれていなくても、採用ページの「よくある質問」や面接日程の連絡には書かれていることがあるので、3つとも見直します。 電話で日時を決めた人は、そのときに服装について何か言われなかったかを思い出してください。聞いた覚えがあいまいなら、次に説明する問い合わせで確かめ直します。

見直すときは、持ち物と当日の流れも一緒に読んでおきます。面接のほかに運転の実技や職場の見学が入っていると、服装だけでなく靴の選び方も変わるからです。

案内が見つからないときは、応募先に問い合わせる

3つのどこにも服装のことが書かれていなければ、自分で決めずに応募先に聞きます。面接日程のメールに返信するときや、電話で日時を決めるときに一緒に聞けば、連絡の回数は増えません。聞くことは次の3つです。

  • 「面接当日の服装に指定はありますか」
  • 「当日は面接のほかに、運転の実技や構内の見学はありますか。ある場合、服装や靴の指定はありますか」
  • (仕事の前後に行く人は)「仕事のあとに伺うので、作業着のままでもよろしいでしょうか」

服装だけでなく、当日に運転の実技や見学があるかまで聞いておくと、靴と持ち物まで一度に決まります。 返ってきた答えは、言われた言葉のままメモしておきます。「指定はありません」「私服でどうぞ」という答えだったときの決め方は、次の章で説明します。

「指定なし」「私服で」と案内されたときの服装|スーツ・私服・ジーパン

応募先が「服装の指定はありません」「私服でどうぞ」と案内しているときは、案内に添えられた条件を読み、服のしわや汚れ、髪や靴まで整えて行きます。

「指定なし」「私服で」の案内には、条件が付いていることがある

先ほどの表を見直すと、スーツでなくてよいとしている会社の案内にも、条件がひと言添えられているものがあります。指定なしの会社は「選考にふさわしい服装で」、私服でよい会社は「清潔感のある服装なら」、普段着や作業着でよい会社は「派手な服装は控える」という具合です。

「指定なし」「私服でよい」という案内は、何を着て行ってもよいという意味とは限らないので、添えられた条件の言葉を読み、手持ちの服が当てはまるかを見ます。 洗ってあるか、しわやほつれがないか、色や柄が派手でないかを、着る予定の服で実際に確かめてください。

「普段着で結構です」のように条件が書かれていない場合も、見るところは同じです。ハローワークが求職者に配っている面接の資料も、服装の基本は清潔感だとしています。

スーツで行く場合

応募先がスーツか正装に近い服装を求めているときは、案内が認めている服装の中から選びます。表に挙げた佐川急便のパート・アルバイト採用の案内は、スーツのほかに「持っている中で正装に近い服装」も認めています。スーツを持っていない人は、応募先の案内に同じような言葉がないかを読み、なければ、スーツ以外の服でもよいかを問い合わせてください。

指定がない会社の面接にスーツで行くと決めた場合も含めて、整えるところは共通です。スーツで行くなら、色選びに迷ったときは黒・紺・グレーを目安にし、ネクタイは柄の目立たないものを選び、スーツとシャツのしわを伸ばして、靴の汚れを落としておきます。

しばらく着ていなかったスーツは、サイズが合わない、しみがあるといったことに気づいても直す時間が取れるよう、面接の数日前に一度着てみます。

ジーパンで行ってよいかは、応募先に確かめる

「私服で」「普段着で」と言われても、ジーパンがその中に入るかどうかは、案内の言葉だけでは分かりません。ジーパンで行きたいときは、「普段着と伺いましたが、ジーパンでも差し支えありませんか」と、応募先にそのまま聞いて決めます。

聞く機会がないまま当日になりそうで、案内に「清潔感のある服装なら」「派手な服装は控えて」のような条件が書かれているなら、着て行く服の汚れ、しわ、色や柄を、条件の言葉と照らし合わせて選びます。

作業着で行くなら、応募先の案内を確かめる

作業着で面接に行きたいときは、応募先の案内に作業着のことが書かれているかを確かめ、書かれていなければ、仕事の前後に行くことを伝えて作業着でよいかを聞きます。

表のロジカのように、作業着でも問題ないと採用ページに書いている運送会社はあります。ただし、書いてあるのはロジカ自身の面接についてです。作業着のことに触れていない会社の面接に、作業着で行ってよいかどうかは、案内からは判断できません。

いまの仕事の前後にしか時間が取れない人は、面接の日時を決めるときに事情を伝えます。「現在の仕事が終わってから伺うため、作業着のままになりますが、よろしいでしょうか」と聞けば足ります。着替えてきてほしいと言われたら、着替えを持って行くか、面接の時間をずらせないかを相談します。

いまの勤め先の社名やロゴが入った制服のまま行ってよいかも、作業着のことを聞く連絡の中で一緒に確かめておきます。 作業着でよいと言われた場合も、汚れやにおいの残っていないものを選びます。

運転の実技や職場見学がある日は、内容と服装・靴の指定を確かめる

面接の日に運転の実技や職場の見学があるかを先に確かめ、ある場合は、当日に何をするのかと、服装や靴の指定を聞いておきます。

選考の中で運転の実技をするかどうかは、会社ごとに違います。実技をする会社の例がJPロジスティクスで、ドライバー職の選考では、面接と適性検査に加えてトラックでの運転実技試験があり、運転しやすい服装と靴で来るよう案内しています。運転免許証や、運転に眼鏡が必要な人の眼鏡を忘れると、試験を受けられないとも書かれています。

運転の実技があると分かったら、運転しやすい服装と靴を選び、運転免許証と、必要な人は眼鏡を忘れずに持って行きます。 どの靴なら運転しやすい靴として認められるかで迷うときは、「実技のときの靴は、スニーカーでもよろしいでしょうか」のように、履いて行くつもりの靴を挙げて聞きます。

職場の見学は、内容が会社によって違います。見学のときにトラックへ乗ってみることがあった、と採用ページに書いている運送会社もあります。見学があると言われたら、どこを見るのか、車に乗るのか、構内や倉庫を歩くのかを聞き、服装や靴に指定がないかを確かめます。

面接の日に実技があると、当日に持って行くものも増えます。持ち物に職務経歴書が入っていて、まだ作っていないなら、面接の日に間に合うよう準備を始めます。職務経歴書がまだ手元にない人は、ドライバー向けの作成ツール「Resumate」を使えます。乗ってきた車両や運行、積荷を選んで入力でき、運転以外の職歴も同じ書式で並べられます。

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女性が面接の服装で見直すこと|髪・メイク・爪

女性の面接の服装も、応募先の案内で決めるところは変わらず、そのうえで髪・メイク・爪を面接の前に見直しておきます。

スーツか私服か、パンツかスカートかは、応募先の案内と、当日に運転の実技や見学があるかで決めます。案内を読んでも決められなければ、ここまでに挙げた聞き方で、応募先に問い合わせてください。

髪・メイク・爪については、求職者向けの面接の資料に目安があります。髪は長ければまとめ、メイクは控えめにし、爪は短く切って、香水は付けずに行きます。 マニキュアを塗るなら透明なものにします。どれも求職者全般に向けた目安で、運送会社が採用の条件にしているものではありません。

面接の前に見直す身だしなみ

面接の前日までに、服のしわ、髪、ひげ、爪、靴、靴下、においを順に見直しておきます。
  • 服やシャツにしわ・汚れがないか
  • 髪に寝ぐせやフケがないか、髪の色が仕事に合っているか
  • ひげを剃ったか
  • 爪を短く切ったか
  • 靴の汚れを落としたか
  • 靴下に穴や汚れがないか
  • においが残っていないか(香水は付けない)
  • コートやバッグが汚れていないか

靴を見直すときは、靴下も確認します。事務所でスリッパに履き替える会社もあるので、靴だけでなく靴下も、穴や汚れのないものを選びます。

冬にコートを着て行く日は、建物に入る前に脱いで手に持ちます。面接の場所には、指定された時刻の5〜10分前に着くつもりで家を出ると、着いてから服装を整え直す時間が取れます。

まとめ|応募先の案内を確かめ、当日の内容に合わせて決める

運送会社の面接の服装は、求人票・採用ページ・面接日程の連絡で応募先の案内を確かめ、書かれていなければ問い合わせて決めます。 公表されている案内は、スーツか正装に近い服装を求めるものから、普段着や作業着でよいとするものまで分かれているので、ほかの会社の例をそのまま当てはめることはできません。

「指定なし」「私服で」と言われたら、添えられた条件の言葉を読み、ジーパンや作業着で行ってよいかが案内から分からなければ、その服装でよいかを応募先に聞きます。運転の実技や職場の見学がある日は、当日に何をするのかと、服装・靴の指定を確かめます。実技がある場合は、運転免許証と、必要な人は眼鏡も用意します。

面接で聞かれることと答え方、運転記録証明書などの準備は、次の記事で解説しています。

履歴書に加えて職務経歴書も求められているなら、面接の日までに1枚作っておきます。複数の会社に応募する人は、1社ぶん作ったものを複製して、会社ごとに直して使えます。

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よくある質問

Q.運送会社の面接はスーツで行くべきですか?

A.応募先の案内で決めます。運送会社が採用ページで公表している案内には、スーツか正装に近い服装で来るよう求めるものも、スーツは必要なく普段着でよいとするものもあります。求人票、採用ページのよくある質問、面接日程の連絡を見直し、服装のことが書かれていなければ応募先に問い合わせます。

Q.「私服でいい」と言われたら、ジーパンでも大丈夫ですか?

A.ジーパンが「私服」に入るかどうかは、案内の言葉だけでは分かりません。「清潔感のある服装なら」「派手な服装は控えて」のような条件が添えられていないかを読み、それでも分からなければ「ジーパンでも差し支えありませんか」と応募先に聞いて決めます。

Q.仕事帰りに作業着のまま面接に行ってもいいですか?

A.応募先の案内を確かめます。採用ページに「作業着でも問題ありません」と書いている運送会社もありますが、書かれていない会社では分かりません。面接の日時を決めるときに、仕事のあとに行くことを伝えて、作業着のままでよいかを聞いておきます。

Q.面接の日に運転の実技がある場合、どんな服装と靴で行けばいいですか?

A.応募先の指定を確かめます。ドライバー職の選考にトラックでの運転実技試験がある運送会社の例では、運転しやすい服装と靴で来るよう案内し、運転免許証や眼鏡など運転に必要なものを忘れると試験を受けられないとしています。靴の指定が分からなければ、実技のときの靴を応募先に聞きます。

この記事の執筆者

ドライバー転職のホンネ編集部
編集部ドライバー転職のホンネ編集部

株式会社DeLT

トラック・タクシー・バス・配送など各分野の転職サービスと公的データを徹底調査し、ドライバーの方が自分に合った働き方と転職先を選べるよう情報を発信しています。

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